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保護活動報告 ~紅助ちゃん~

被災動物保護活動への皆様のご協力大変ありがとうございます。
おかげさまで 少しずつではありますが、3月11日依頼150頭近くの犬猫を保護することが出来ました。
しかしながらまだまだ多くの動物が 取り残され保護されていないのが現実です。
感動の再会もあれば、飼い主さんの思い届かず亡くなってしまった子も多くいます。
辛い現実ではありますが、少しでも多くの方に知って頂き、飼い主さんのお迎えを待ち続けていた子達の思いがまだ生きている子達の救出や保護につながればと思います。
一緒に活動しているあるボランティアさんの報告です。。。

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 ■名前:紅助(こうすけ)、オス(去勢済み) ■年齢:8-9歳ぐらい(4歳ぐらいのときに譲り受けたため正確な年は不明)
■好きな食べ物:乳製品(牛乳、アイスクリーム)性格はおとなしいが、特に体格のいい人が近づくと吠える傾向があり、飼主さんの息子さんもよく吠えられるとのこと。狸やイノシシなどが近づくと追い払ってくれる有能な番犬。前の家で放し飼いしていたらしく、譲り受けた当初は犬小屋につないでいたが、ずっと鳴いてかわいそうだったので放し飼いに。寝床は縁の下。



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 大熊町小入野、第一原発まで2キロほどの紅助の自宅。広大な敷地には、田畑や森や林が連なる素晴らしい環境。近隣に民家はなく、紅助はこの自然の中を元気いっぱいに走り回り、幸せに暮らしていた。

2011年9月5日、震災から半年も経ったこの日、紅助を案ずる飼主の知人を介して救助依頼があった。依頼内容によると、ついに実施された8月末の3キロ圏内の一時帰宅で、紅助が生きていたという。私たちはいてもたってもいられなく、翌日深夜に救助に向かった。

「(略)帰りのバスまで追いかけてきたのを泣く泣く置いて帰ったそうです。 その犬を何とか救い出せないかと思っています。渡部さんから今日、次回9月20日の午前中に再び一時帰宅できることになったと連絡がありました。先日、3キロ圏内でも犬を拾いに入っている方がいると伺ったので、その一時帰宅の際に同行していただくか、あるいは渡部さんがつかまえてつないだのを後で連れ出していただくか、何らかの方法で 助けてもらえたらと思った次第です」

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 公表されていないようだが、第一原発から3キロ圏内のペットは持ち出し不可なのだ。そのため、一時帰宅の際、連れて帰れなかったのだろう。半年ぶりに会えた飼主を懸命に走って追いかけて来ただろう紅助。4月2日以降、悲惨な現場に冷静に対処するすべを覚えたが、切なすぎて久々に胸が詰まった。

紅助の家の近所は無人となったこの半年で全く違う光景になっていた。雑草が生い茂り、住居への道さえ不明だった。もはや田畑がどこにあったのかもわからない。ジャングルのようなところで紅助はひとり生活していた。

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 そして、ひとりで逝った。
大好きだった自宅へ続く私道の途中で。

昼寝をしているのかと思うほど、遺体はきれいだった。どこで食べ物を調達していたのか、コロコロとさえしていた。原発の作業員から施される餌をもらいに、国道6号まで遠征していたのだろうか。


 目も口元もまだ潤いがあった。体はやわらかく、死後2日くらいだと思われた。悔しくて悔しくて、ぶつけようのない憤りがわき上がる。たった2日遅かった。しかも2週間後に再び飼主が来ることになっていたというのに。
紅助は鼻と口から出血していた。餌を求め国道6号に出て、車とぶつかったのではないかと思う。ゴーストタウンとなった20キロ圏内で唯一車の往来の激しい幹線道路国道6号は、時速100キロで走行する車両も少なくない。しかし、人との接触や餌を求め、この国道に出て来る犬は多い。だから遺体もよく見る。きっと紅助も、ここで瀕死の重傷を負い、必死で自宅に辿りついて倒れたのに違いない。

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 人のいなくなった田畑にシャベルは入らない。
納屋にあった石灰をかけ、埋葬することにした。

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 ジャングルになった敷地には、たくさんの花々が咲き乱れていた。
紅助、安らかにね。間に合わなくてほんとうにごめん。
半年間、よくがんばったと思う。おつかれさま。

紅助ちゃんの飼い主さんはその後の一時帰宅で 紅助ちゃんの遺体と対面できたそうです。
飼い主さんも二度とこのような事が繰り返されないようにと、紅助ちゃんの写真やこの報告をさせて頂くことを了解いただきました。。。
 
紅助ちゃんとの思い出のたくさんある飼い主さんの悲しみは測り知れませんが、紅助ちゃんの様な子が今回の震災で沢山犠牲になったことを忘れずに、そして次の災害では人間がペットを全力で守れるような体制が出来ていればと思わずにはいられません。
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