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飯舘犬猫の手術支援状況

2012年でグループとしての大きな活動は終息しておりましたが、それぞれの病院でボランティアさんが保護した被災犬 猫の治療支援を現在まで続けてきました。皆様からいただいた募金もそちらの活動に使用させていただき、募金もすべて有効に使用させて頂きました旨、遅ればせながらご報告させていただきます。
治療支援については主に飯舘村に毎週関東から通う個人ボランティアさんが 飯舘村に残こされている犬猫の様子を見て回り、体調不良の子や避妊去勢手術が必要な子を 飼い主さんの了解のもとグループ病院へ搬送し、治療手術後ボランティアさんがお迎えにくるまで病院で預かるという活動でした。
 現在も定期的に通われているボランティアさんもおり、おかげさまで飯舘村に残る犬猫も頑張って生きています。中には飼い主さんの了解のもと里親さんが見つかった子もいました。夏の暑い日や 大雪の日も 犬猫のために通い続けるボランティアさんには頭がさがります。。。動物病院の仕事の傍ら出来る範囲でしたが 医療の面で支援出来た事は 皆様のおかげだと思います。活動を支援していただき大変ありがとうございました。


医療支援記録
2012年2月6日 飯館村  庄司さん犬 避妊手術
           飯舘村  個人ボランティアさん 猫避妊
     4月17日飯館村  個人ボランティアさん 犬避妊 乳腺腫瘍 預かり×2頭
     7月1日 飯舘村  チームぼんぼん 猫避妊 ワクチン 預かり×2頭
     7月8日 飯舘村  チームぼんぼん 犬避妊 予防 預かり
     7月9日 飯舘村  チームぼんぼん 犬避妊 予防 預かり
     7月17日飯舘村  個人ボランティアさん 犬避妊 預かり
     7月22日飯舘村  チームぼんぼん 猫避妊 ワクチン 預かり×2頭
     11月3日飯舘村  チームぼんぼん 猫避妊 去勢 ワクチン 預かり
     11月10日飯舘村 チームぼんぼん 猫避妊 ワクチン 預かり×2頭
     12月2日飯舘村  チームぼんぼん 犬ワクチン×8頭
2013年 主に千葉県から飯舘村に通う個人ボランティアさんの保護する犬猫の治療支援
     1月11日 犬フィラリア症心不全 入院
     2月26日 犬下痢治療
     3月10日 猫エイズ治療 入院
     3月17日 犬避妊 預かり
     3月24日 犬避妊 預かり 薬(抗生剤 目薬)
     3月31日 犬避妊 預かり
     4月9日  犬避妊
     4月17日 犬避妊 預かり
     5月5日  犬避妊 予防
     6月2日  犬避妊 預かり 猫口内炎(入院)
     6月19日 犬避妊 予防 猫鼻腔検査
     8月21日 猫口内炎
     9月4日  犬検査 外耳炎 フィラリア症治療 去勢 猫FVR治療
     10月17日23日 犬外耳炎
     10月25日 犬股関節円
     11月12日 犬会陰ヘルニア手術 入院
     11月23日 犬神経症状犬 入院 検査     
           
           
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東北被災動物保護活動~動物病院版~

mission
 被災動物を1匹でもおおく救出し飼い主さんの元へ返すこと。
 獣医師としてできる、1次保護・健康診断・予防・衛生管理・ 支援を動物たちに平等に行うこと。
 1匹1匹に最高のケアをしてあげることを目的にし、ホストファミリー制度を実現すること。

活動PV : 震災後3ヶ月間の活動の内容です。


■募集

東北被災動物保護活動~動物病院版~では、
ホストファミリーを急募しております。

→詳しくはこちら

2012年1月現在まで、皆様の募金のご協力の
おかげで、約300頭の被災した動物たちの保護、
治療、手術、予防、シェルター整備を行うことが
できました。

動物病院内での保護頭数も各病院でずいぶん
落ち着き、各病院単位のボランティア活動での
ケアで落ち着きそうな状況になっております。

このため、ホストファミリー募集、協力動物病院の募集や
募金活動は一旦終了させていただきます。

本当にご協力ありがとうございました。

ホストファミリーや里親さんの募集は、引き続き
行っていきたいと思いますので、ご協力お願い
いたします。


また、このブログも今まで掲載することのできな
かった活動の報告や、保護した動物たちの紹介を
少しずつしていきたいと思っております。

ぜひご覧ください。


★協力していただける有志動物病院も募集しております.

 募金活動・動物の一時預かりや治療・ホストファミリーの募集と
 マッチングが主なお仕事です.

→詳しくはこちら


医療支援のため募金も募集しております。

日本全国の協力動物病院に募金箱を設置しております.


   →協力動物病院・獣医師一覧

ゆうちょ銀行でもお振り込みできます.

 
①ゆうちょ銀行
記号18240 番号3573951
口座名 「東北被災動物病院ネットワーク」

②その他銀行
銀行名 ゆうちょ銀行
支店名828(ハチニハチ)支店
口座番号 普通貯金0357395
口座名 「東北被災動物病院ネットワーク」


■ホストファミリー募集中の子リスト




■里親募集中の子リスト
■保護された子


■里親さん決定orホストファミリー&シェルターへ預かりになっている子

DSCF0927.jpg DSCF0906.jpg DSCF0918.jpg DSCF0920.jpg
No.169タロウくん   No.161シルバちゃん  No.167ななちゃん  No.168キジシロちゃん

IMG_9791.jpg IMG_9787.jpg IMG_9783.jpg
No.198じゃじゃまる   No.199ぴっころ   No.200ぽろり



手術記録(2012年1月31日)

こんばんは。鈴木です.
遅くなりましたが、被災活動を始めてから
現在迄の、手術数の報告をさせて頂きます.

2012年1月31日現在迄の総数となります.

猫避妊手術 43頭
猫去勢手術 65頭
犬避妊手術 18頭
犬去勢手術 17頭
肛門周囲腺腫 2頭
マイボーム腺腫1頭
外傷縫合   1頭
停留睾丸   1頭
腫瘍生検   1頭
後肢断脚   1頭
シリコン義眼 1頭
乳腺腫瘍   3頭
咽喉頭チューブ設置 1頭
鼠蹊ヘルニア 1頭
眼瞼形成 1頭
生活歯髄切断術&抜歯 2頭

合計 160頭

の手術を実施致しました.
保護を実施した際に、約半数の子が何らかの
手術を施さなければいけない状態でした。

現在は、猫は発情期。シェルターでは、
避妊手術の施されていない子たちが
発情期をむかえているため、急ピッチで
避妊手術を実施しております.

当医院で手術をしたNo.49たねちゃんは、
右目と肛門に腫瘍のある状態で保護されました.
IMG_0688.jpg IMG_0348.jpg
    ↑
上のような状態です.グロテスクが苦手な人は、
クリックしないほうがいいです。

動物病院で普段ならオーナー様に病気について
説明し、毎日のようにやっている手術です。
このような病気になっても、必死に生き抜くために
動物たちは人のいない世界でがんばっています.

保護数からいったら、微々たるものかもしれませんが、
やっと保護されて安心な状態で暮らせるように
地道にできるだけのケアをしてあげたいと思っております.

みなさまからの、善意の募金のおかげで、
これだけの子の手術を実施することができました.

ほんとうにありがとうございました.

タオちゃん&チャイちゃん

昨日 被災犬のNo33 三四郎君 とNo74 ビーコちゃんの 2匹の里親さんになってくれた 

飼い主さんより ドックスクールに通う二人の様子をご紹介いただきました。

里親さんに タオ君 と チャイちゃんという素敵な名前をつけていだき、

別々の場所から保護された被災犬の二人ですが 仲良く暮らしているようです。

チャイちゃんはのちに飼い主さんが分かり連絡はあったのですが、

まだまだ再飼育出来る状況ではないそうで、引き続き里親さんのお宅でのんびり過ごしています。

良い環境で ドックスクールにも通わせて頂き 里親さんには本当に感謝しております。

そのような一人一人の思いやりによって 被災犬が元気に過ごしていることが 被災者の

方への励ましにつながればうれしいですね^-^

DSCF1107.jpg

この子が保護当初のチャイちゃんです。

DSCF1111.jpg

保護されるまで餌を十分食べれていなかったのか、痩せていました。。。

タオちゃんの保護当初のお写真が 整理が苦手な私の手によってどこかへ紛失してしまいました。。。

見つかりましたら掲載したいと思います。

現在の二人の様子は福島市の ドックとレーニングペシェ さんのブログより伺い知ることができますので

ぜひご覧ください。

No.38 ポチちゃん

かおりです。

ポチちゃんは 震災後 避難区域で 誰もいない町で元気な赤ちゃんを産み育てて

いる所を若いとても奇麗な女性のボランティアさんにより保護されました。

若いとても綺麗な女性を強調するのは、

そのような方が命がけでペット救済のボランティアに東京から福島まで 

アパレルのお仕事のお休みを利用し週末の度ボランティアに通っていた

ということを知って欲しいからです。

何度かポチちゃんの元へえさやりに通っていたボランティアさんは 

当初おなかが張っていて太っていたポチちゃんが急に痩せたな

というのは感じたそうですが、仔犬が生まれていた事には

気づいていなかったそうです。

ポチちゃんがアリスペットクリニックへ保護されてきたのは夕方でした。

ポチちゃんのおっぱいが張っていることを伝えると、ボランティアさんが

ポチちゃんのおなかが小さくなった事を思いだし、

まさか赤ちゃんを産んでいたのでは!!という驚きと同時に、

保護して約2時間 お母さんがいなくなった状態で仔犬たちはどうなってしまうだろうか?

という不安が湧いてきました。

ボランティアの若い女性は決意をきめ、暗くなってきているのにもかかわらずポチちゃんを保護した

避難区域へ引き返して行きました。すごい情熱と気力に私は圧倒されました。

片道2時間はかかったと思います。

夜中に連絡があり、仔犬4頭無事保護したとの報告。やったー!!次の日の朝まで車の中で 

懐で仔犬たちが冷えないよう温めながら過ごしたそうです。


CIMG4453.jpg

ポチちゃんと仔犬4頭を保護したわけですが、

その当時 被災犬が病院にたくさんおり、

ポチちゃんもしばらく人と接触していなかったせいか臆病で病院内で

子育てすることはポチちゃんにストレスがかかりそうでした。

そんな中 被災犬のホストファミリー募集のポスターをみた佐藤さんご家族が

ホストファミリーに申しでてくれました。

もちろん仔犬付きのホストファミリーとは思っていませんでしたが、

仔犬ちゃんが離乳できるまでポチちゃんと一緒に面倒を見ていただき、

その仔犬ちゃんの中から一頭飼っていただくという事にご協力

いただける運びとなりました。今思い返すとポチちゃんは本当にラッキーな子でした。

DSCF1002_20120117003312.jpg


自宅の住所を頼りに すぐに避難中のポチちゃんの飼い主さんとも連絡がとれ、

ポチちゃんが子育てが終わりペット飼育可の避難先が決まったらすぐにでも引き取りたい、

仔犬の里親探しはアリスペットクリニックにまかせていただくという事になりました。
IMG_8495.jpgIMG_8494.jpgIMG_8493.jpgIMG_8489.jpg



佐藤さんご一家は ご家庭のリビングで

ポチちゃんや仔犬の成長を見守ってくださりました。

私も何度かポチちゃんの子育ての様子を見に行かせてもらいました。

CIMG4515.jpg


すくすく育ち 無邪気な仔犬ちゃんの表情には本当に癒されましたし、

日々の成長の速さに驚かされました。

仔犬ちゃんたちが離乳する時期になると 里親さんを探し始め無事全頭 

新しい家族が見つかり引き渡すことができました。

IMG_8802.jpg


ポチちゃんの飼い主さんも会津にあるペット可の一戸建てに引っ越せることがきまり、

ポチちゃんをお返しすることになりました。

しばらく一緒に過ごした佐藤さんご一家にとっては辛い別れだったようです。

しかし新しくポチちゃんの仔犬ちゃんを飼っていただき、時々当院にもお顔を見せてくれています。

佐藤さん本当にありがとうございました。>
PV
■活動PVです。
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